帰恋 ―kikyo―

こんばんは

眠れなくて、作業している時にセロハンテープを見てたらむかしのことを思い出したので少しおはなしを


小さい頃セロハンテープを使って工作をするのが好きで
小学校一年生くらいの時にセロハンテープで大作を作った夢を見たのよ

でもママがそれを壊しちゃって
夢から覚めた私はママに凄く八つ当たりして喧嘩したの
今おもえば理不尽すぎる話

それでもママはおひるごはんに焼きそば作ってくれたのを気まずくなりながら食べてたのを覚えてる

それから確か一、二年もしないうちにママが家からいなくなったのよね

長女だからわたしがしっかりしなくちゃダメだと思って
早起きしてパパや妹に朝ごはんを作ってたのも覚えてる


そこまで考えてふと思ったのが
ママが家からいなくなった日のことはさっぱり覚えていないのよね

前後のできごとは覚えているけど
いかにしていなくなったとか
全然覚えていないのよ


別に今は全然辛くないし
そのときも仕方ないなあ、くらいにしか思ってなかったはず


まあ何が言いたいかって
今は実家のとなりにママがいるからそれが当たり前になってるけど

むかしはたまに会えるのが嬉しくて

そんな気持ちを久しく忘れてたってこと
家族と離れて暮らすようになってすこしだけ思い出したけど

やっぱり近くにいると忘れがちなことってあると思うんですよね



そんなわけで今日は敬老の日ですよ
両親およびおじいちゃんおばあちゃんのありがたみってやつを改めて考えてみてはどうでしょう！

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